毒山凡太朗個展「ミステリーセンス」

毒山凡太朗個展「ミステリーセンス」

期:2014年2月7日(金)~2月11日(火) 11:00~22:00
オープニングレセプション:7日(金)18:00~
会場:素人の乱12号店(東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F)



この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、毒山凡太朗個展「ミステリーセンス」を開催いたします。
毒山凡太朗は1984年、一卵性双生児として福島県に生まれました。大学では微生物を研究する一方、デザインに興味を持ち専門学校でデザインを学びます。しかし、一卵性双生児ゆえの相対評価や常に比較されてきた影響からか、自分にしかできない表現に悶々としていました。そんな中、Chim↑Pomの卯城竜太氏が講師を勤める美学校の現代美術セミナーを受講します。そこで初めてのグループ展に参加した際、公募によりアーティストネームを決定しました。
毒山凡太朗は、2011311日に発生し私たちに甚大な被害をもたらした東日本大震災以降、第六感を働かせ、震災など災害を予知し被害を未然に減らすことができるのではないのかという可能性を自分なりに編み出し、希望を抱きはじめます。その直感やひらめきである第六感は、個々人が自らの潜在能力を認識し、意識を集中させアンテナを張り巡らせることで発揮されると考えました。
動物は日常より、地球でサバイブし生き残るために感じ取っている本能的な知覚能力である第六感に富んでいると言われ、地震などの災害の前兆をいち早くキャッチして仲間に伝達し未然に被害を回避しています。しかし人間(特に日本人)はある種、平和が常態であり安全保障に無関心な平和ぼけゆえに、第六感に乏しいのではないでしょうか。
本展覧会では、第六感の実験室を想起させる会場内に平面作品や映像作品、インスタレーション、また、それらを伝え受け継いでいくという視点も仄めかし制作された民族的儀式のモチーフである立体作品などで構成し紹介します。
その行為は、大量に生み出された第六感の可視化、あるいはそのための道具ともいえるのではないでしょうか。
毒山凡太朗の初個展をこの機会にどうぞご覧ください。


今に影響を与えるアナザーユニバースからの信号
それは閃きのように
状況や環境
時間に左右される事なくやってくる
それをキャッチするには
アンテナを立てるだけ

311
地盤は揺れ
磁場は乱れ
海水はあっという間に全てを飲み込んだ
荒野をサバイブしてる動物と比べれば
我々人間には六感を働かせるだけの余裕があるはずじゃないか

ミステリーセンスでキャッチしたモノは、瞬時に具現化されるべきだ
それは人間が生き残るヒントにになっているのだから
具現化された瞬間
情報は再び粒子となりアナザーユニバースへと発信されてゆく
今やアンテナを立てた人は街中あちこちに点在している
パンピーにとってはミステリーであるのだが・・・