チームワレラ個展「農民芸術一揆!prototype2015~宮沢賢治【農民芸術概論綱要】と共に~」

チームワレラ個展「農民芸術一揆!prototype2015~宮沢賢治【農民芸術概論綱要】と共に~」
会期:2015年6月19日(金)~6月23日(火) 13:00~21:00
オープニングレセプション:20日(土)18:00~

会場:素人の乱12号店(東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F)
作家WEBサイト:チームワレラやまだしげき

この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、チームワレラ個展「農民芸術一揆!prototype2015~宮沢賢治【農民芸術概論綱要】と共に~」を開催いたします。

2013年の春、岐阜にある休耕畑を円形に耕し、野菜の種を蒔いた農園「@NOEN」からチームワレラは生まれました。彼らは、宮沢賢治が1926年に執筆した芸術論【農民芸術概論綱要】にインスパイアされ、「農を美として探求し、庶民の芸術によって世の中を愉しくすること」をテーマに岐阜と東京をメインに不特定多数のメンバーで活動しています。

チームワレラを率いるやまだしげきは、1974年岐阜県美濃加茂市西町出身。自然豊かな牛飼いの農家で育ったやまだは、18歳のときに実家を離れてダンスと出会い、これまでにシルク・ドゥ・ソレイユのダンサーなど経験し、現在も振付師として世界で活躍しています。また、2015年に美学校の現代美術セミナー「天才ハイスクール!!!!」を修了しました。

やまだは、上京を機にこれまで「生の情報に触れる機会の格差と、田舎の文化的な淋しさ」をひしひしと感じ、「都会にいなければ芸術ができないなんて、なんか悔しい。」と感じていたと言います。

そんな中、宮沢賢治の【農民芸術概論綱要】と出会い、それを「現実世界を舞台と見立てた、巨大な演劇舞踊の為のテクスト」と捉え、劇場の舞台を飛び出して社会を舞台にアクションを起こしていきます。

今展覧会では、今年4月に開催した天才ハイスクール!!!!展覧会「Genbutsu Over Dose」(2015/高円寺キタコレビル、ナオナカムラ)で鶉の有精卵をギャラリー内で孵化させるパフォーマンス作品「世界のはざま」をメインに、これまでの作品を網羅する展覧会となります。

―われらはいっしょにこれから何を論ずるか―

(宮沢賢治【農民芸術概論綱要】より抜粋)

チームワレラの初個展をこの機会にどうぞご覧ください。
ボクたちは、宮沢賢治【農民芸術概論綱要】に触発され2014年に 誕生しました。
この企画展は、「誰人もみな芸術家たる感受をなせ」と、ボクたち を突き動かした、宮沢賢治【農民芸術概論綱要】へのオマージュと して、複数の地域から、様々な形で再現可能なプロジェクトの雛形 を構築しようと試みています。
先ずは、この展覧会を、宮沢賢治さんに捧げたいと思います。                  
~巨きな人生劇場は 時間の軸を移動して 不滅の四時の芸術をなす~
宮沢賢治【農民芸術概論綱要】より