展覧会名:金藤みなみ+Gili Lavy 展覧会「イスラエルから来たコロッケ」
会期:2016年10月6日(木)-10日(月/祝)
会場:素人の乱12号店「ナオナカムラ」 東京都杉並区高円寺北 3-8-12
会場:素人の乱12号店「ナオナカムラ」 東京都杉並区高円寺北 3-8-12
開場時間: 15:00-20:00 会期中無休
6日(木)18:00- オープニングレセプション入場料:無料(トークショーは有料)
作家:金藤みなみ、Gili Lavy
お問い合せ:nakamuranao19900715@gmail.com/080-4347-1887(展覧会担当:中村奈央)
【関連イベント】
6日(木)19:00 トークショー 金藤みなみ+黒瀬陽平(美術家、美術評論家)
7日(金)19:00 トークショー 金藤みなみ+遠藤一郎(未来美術家)
会期中毎日開催 イスラエルのコロッケ、ファラーフェルパーティー「イスラエルから来たコロッケ」プレスリリース
この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ
ナカムラ」では、金藤みなみとGiliLavyによる展覧会「イスラエルから来たコロッケ」を開催いたします。
韓国で出会った日本人の金藤みなみとイスラエル人のGiliLavyによる初展覧会です。
金藤みなみは、他者の思想にトランスフォームし、消費によって削られる装いを作品化しています。プライベートとパブリックを行き来し、イメージの構築されるプロセスを探ります。
パフォーマンス作品を得意としながら、絵画作品やインスタレーション作品などメディアにとらわれず多数発表し注目を集めています。
GiliLavyは、誰もが持つ家族間の問題や宗教間の問題、信心について作品化しています。フィクションとドキュメントを行き来し、プライベートな疑問と世界への問いかけとを緻密にリンクさせます。
絵画のように美しく小説のように創り込まれた視覚と聴覚に訴えかけるヴィデオインスタレーションを世界各地で発表し高い評価を受けています。
2011年、金藤とLavyはお互いが留学先として訪れた韓国の美術大学である弘益大学校で出会いました。それぞれの国へ帰国後はそれぞれの作品を制作しコミュニケーションを続けてきましたが、金藤のある作品をきっかけに「他者のプライベートに一歩踏み込んだリアルな話」についてお互いに語ることが増えたと言います。
金藤はプライベートとパブリックのイメージを仮装で創造し、Lavyはフィクションとドキュメントをリメイクで創造し、それらのイメージを過去から現代へとパラダイムシフトさせる姿は、異文化の中に生きる2人ですが同郷であったかのような繋がりを感じさせます。
今展覧会では、金藤とLavyが日本とイスラエルのそれぞれの土地で制作したヴィデオインスタレーションをメインに構成し、鑑賞者が物語に一歩踏み入れるイントロダクションとしてコロッケのような中東の食べ物“ファラーフェル”が登場します。
金藤は今展覧会に向けて制作された未発表の新作を発表し、Lavyにとっては日本で初めてとなる待望の展覧会です。
日本とイスラエルのリンクする瞬間を描き出し、圧倒的な世界観をつくり出す金藤みなみとGiliLavyによる展覧会「イスラエルから来たコロッケ」をこの機会にどうぞご覧ください。
また、6日(木)19:00より本展覧会作家の金藤みなみと美術家で美術評論家の黒瀬陽平氏によるトークショー、7日(金)19:00より金藤と未来美術家の遠藤一郎氏によるトークショーを開催いたします。※予約不要、入場料¥1,000
ファラーフェルはおいしい。
コロッケっぽいけど、脆くてぼとぼとと落ちる。
ピタパンにフムスをぬって山盛りに野菜を入れて最後にファラーフェルを入れてかぶりつく。
ぼとぼと落ちても気にしない。
私はパフォーマンスでずっと歩いてきたけれど、そうやって取りこぼして
誰かが落とした大事なモノをうっかり踏んづけてきたのかもしれない。
身体をモンスターに預けていてもアイデンティティーが私にのしかかる。
重くて心地いい、まるで人間の体重みたいに。
金藤みなみ
ファラーフェル…ひよこ豆等から作ったコロッケのような中東料理。団子状にして揚げることが多い。
フムス…ひよこ豆を調味したペースト状の料理。
ピタパン…平たく円形のパン。