会期:2015年5月15日(金)~5月19日(火) 13:00~21:00
オープニングレセプション:15日(金)18:00~
会場:素人の乱12号店(東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F)
この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、安原杏子a.k.a青椒肉絲個展「ミートポア!」を開催いたします。
安原杏子a.k.a青椒肉絲は、1990年広島県生まれ。上京後、2015年に美学校の現代美術セミナー「天才ハイスクール!!!!」を修了しました。主なグループ展に、「シブカル祭。2014」(2014/渋谷PARCO)や、天才ハイスクール!!!!展覧会「Genbutsu Over Dose」(2015/高円寺キタコレビル、ナオナカムラ)など多数ありますが、今展は彼女にとって初個展です。
これまで、自身の毛穴から吹き出る汗で身体を這うナメクジを殺す映像作品「Creature」(2014)や、全裸の祖母に落書きを施し祖母との関係性を写し出した写真作品「graffiti」(2014)、人間の制御できない身体反射をアニメ調に描いた平面作品「嚔、嘔吐、咳、射精」(2015)などメディアにとらわれず多数発表しています。
旅館を営む実家に生まれた安原は、常に他人の気配を感じながら過ごしてきました。そして、客間に置いていかれた週刊誌やエロ本の収集や模写、そこから日常化したドローイング、性の対象としてみられることへの嫌悪感、愛でるものへの執拗な噛み癖などの破壊行為、いつの間にか出来るようになった暇つぶしの幽体離脱など、自身のバックグラウンドやそれに伴うメンタルは、無意識ながらも生々しい“肉体”の存在と強くリンクして作品へとアウトプットしています。本展覧会では、安原が愛でて噛んでいた人の耳を再現して食べることで欲求を消化させる映像作品「ミートポア」(2013)をはじめ、視姦されることなく性の非対象である男性の露出したお尻を映し続けた映像作品「HipHop」(2015)、会場の床一面に溢れかえるドローイングなど新作をメインに6作品で構成します。
安原杏子a.k.a青椒肉絲の初個展をこの機会にどうぞご覧ください。