会期:2014年10月31日(金)~11月6日(木) 13:00~20:30(最終日は18:00まで)
オープニングレセプション:31日(金)18:00~
会場:素人の乱12号店(東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F)
この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、堅田好太郎個展「BOYS DON’T CRY」を開催いたします。
堅田好太郎は、1985年山口県生まれ。2011年に美学校の現代美術の講座を修了しました。
堅田は、作家自身が出演する馬鹿馬鹿しくも普遍的な自己愛とエロ、イタさを曝け出す映像作品や、新しい男性像としてキャラクター化した自画像をはじめ、男の孤独感と虚無感など男性性にフォーカスした平面作品や立体作品など、メディアを限定せず制作、発表を続けてきました。2012年の初個展「三日勇者/eastern easter」(2012/ナオナカムラ)では、堅田のバックグラウンドにあるマンガやゲームから受けたファンタジーの影響をベースに、ナルシシズムや思春期特有の中二病、男性性など主人公である堅田個人の物語を自画像や自演する映像作品や立体作品で発表しました。この2年の間、作家自身に起きた心境や環境の変化から、作品のモチーフはこれまでの主人公=作家“BOY”から、作家ではない自分以外の誰か“BOYS”へシフトします。
本展覧会タイトル「BOYS DON’T CRY」は、直訳で「泣いてはいけない」ですが、それとは裏腹に男の子の強がりに対し、堅田は「泣いてもいいんだよ」という意図も込めていると言います。
本展覧会では、公募展で入選した大作をはじめ、より男性性にフォーカスした大小さまざまな平面作品をメインに映像作品と合わせて20点以上もの新作で構成します。
初個展のプロローグから2年後の今、堅田好太郎の次章の物語「BOYS DON’T CRY」をこの機会にどうぞご覧ください。